被 爆 ギ タ ー |
昨年(2021年)2月に初めての被爆ギター演奏会を広島で開催。 今回広島以外の場所(東京、大阪、仙台、札幌)で初めての演奏となります。 「平和」とは何かを、戦前に作られ被爆したこのギターを聴いて考えて頂ければと思います。 |
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昭和13~14年、井上哲夫さん(当時19才)のギターの先生・細川源三郎氏が木工細工師の方に依頼し、 哲夫さんのために作られた19世紀ギターがモデルのギター。 1945年8月6日、広島の爆心地から3キロ離れた旭町の哲夫さんの家は半壊。 ギターはケースに守られてかろうじて形をとどめたが、熱線で塗料は溶け、板も反り返り剥がれ、弾ける状態ではなかった。 哲夫さんが亡くなった後、息子の進さんが保管。60年以上経ち、 進さんのギター仲間で古楽器に興味のあったクラシックギター専門店の店主、故・藤井寿一氏によって修復。 今は当時の音色を響かせている。 |