ヤマンドゥ・コスタ!
今や世界中全てのギタリストにとってのヒーロー!天才と言う名を欲しいがままにする脅威の7弦ギタリスト
1980年、リオ・グランデ・ド・スル州のパッソ・フンド生まれ。両親が音楽家という恵まれた環境に育ち、
10歳の頃には既に即興演奏を行っていたとされる。15歳の頃よりサンパウロやディオネジャネイロの店に
予告なく顔を出してはその超絶的技巧のプレイを見せつけ次第に ミュージシャン達の間で話題となっていった。
16歳の時バーデン・パウェルに見出されヤマンドゥはゲストとして彼のショーに招かれている。
17歳でサンパウロので初公演を終えて以来、ブラジルで最も才能のあるギター奏者として認められる。
天才プレイヤーの名を欲しいままにする、彼ならではの青春時代と言われている。
数々のコンテストで賞を獲得、2001年21歳の時「Yamandu」でセンセーショナルにデビューし、
翌年2012年にローリング・ストーン誌の「ブラジル・ギターの30選」に選ばれ、一躍表舞台へ登場する。
21歳の若さにして既に世界屈指のギターリストと呼ぶに相応しい、技術、感性、
風格をも兼ね備えていたと言っても過言ではない。2005年に初来日を果たし、東京と名古屋で公演を行い大成功を収めた。
33歳の若さでこの世を去ったショーロ・ギター界の大先輩であるハファエル・ハベーロの全盛期に
ヤマンドゥはその才能を開花させ血気盛んな青年期を迎えていた。
ヤマンドゥもハファエルの影響を強く受けていた事は言うまでもないが、
彼の素晴らしい点は
単にハファエルのフォロワーに終わるのではなくショーロ、ボサノヴァ、サンバ、
ジャズ、チャマメ、ミロンガといった、南米音楽も含め、ジャズなど様々なスタイルを吸収し、
ジャンルの枠を超えた独自の世界を構築しているところにある。
その独自の音楽を奏でる楽器は「7Cordas」と呼ばれる7弦ギターで、
レンジの広い指版を縦横無尽に駆け巡るその驚異的なテクニックで聞く者を圧倒する。
バーデン・パウエル、パコ・デ・ルシアなきいま、天才ギタリストを多数輩出するブラジルとうい国のみにあらず、
世界にとっても最も需要なギタリストであると言える。
|